2023年 秋の栽培の結果

 しばらく更新できませんでしたが、元気にやっています!

秋野菜の栽培結果です。


秋オクラ

8月に種をまき10月~11月の収穫でした。ハウス向け栽培の作型ですが、最近の気候から露地でもいけそうな気がしてチャレンジしてみました。やはりいつもとは違うことが起こりますねー。

・生育旺盛になり着果しない(花は咲くが実がつかない)

・ヨトウムシが大発生し食害で株が徒長する

・収穫ピークに低温になり生育が止まる

半分以下の収量で終了しました。露地の8月播種は収量が上がらないので営利目的はNGという結論になりました。


秋インゲン

オクラと同じ、8月に種をまき10月~11月の収穫でした。作業の省力化で連作をどうしても見ておきたくて、春作と同じ場所で連作栽培にチャレンジしました。ここでもいろいろ起きました。

・鹿ファミリーの襲撃で面積の3割を食べられる

・苗立ち枯れ多発(連作障害の可能性大)

・生き残り株は収量がすばらしすぎて収穫が間に合わない

被害が多いわりに春作より少し落込む程度の収量でした。一株当たりの収量が良かったということになります。

試験的にオクラ終了後(ネコブセンチュウまみれ)のほ場で、化学農薬(ネマトリン)で土壌消毒をしてインゲンを栽培しました。立ち枯れもなく生育はすごくよかったです。ただ収穫前に「灰カビ」が入っていたのが少し嫌な感じでしたね。

9月播種、11月収穫開始だったので、収穫1サイクル目で降霜の影響で終了になりました。最後まで観察できませんでしたが、土壌消毒の効果は十分にあったと思います。

インゲン連作はできないことはないですが、立ち枯れ多発、ネコブセンチュウ増加でデメリットも多いです。場所を変えて栽培するか、連作するなら土壌消毒が必須という結論になりました。


秋ピース

試験栽培でツルなしグリーンピースを500粒、9月上旬に播種しました。

・9月高温でも発芽はきれいにそろった

・10月上旬に丈20cmで花が咲き、実がつく

・ヨトウムシ大発生ですべて食害(エンドウ大好き)

ヨトウムシの食害が止まらず、作物に勢いがなくなったので10月末に栽培終了しました。露地ピースの秋作はかなり厳しい(害虫がエグい)という結論になりました。次回秋作チャレンジはないでしょう。


まとめ

秋作全体の結果をみると失敗だったかなあ、、、と思います。共通して言えるのは、この地域の「適期適作」から外れていたことですね。秋作は寒さに向かう栽培なので収穫時期に余白がありません。秋台風も毎年やって来ます。改めて秋作の果菜類はきびしいなあと実感しました。

今年一年の結果も参考に来年の作付計画もほぼ固まってきました。また次回お知らせしたいと思います😄